素っ気ない

そう言ってナカバヤシも満面の笑顔でdermes 激光脫毛ふたりを玄関で見送る。
マキとヒカルさんは茶沢通り沿いにあるバーレディージェーン」のカウンターに居た。
マキはウオッカトニック、ヒカルさんはジンのオンザロック。
ほろ酔いのいいオンナふたりに周辺のヤロウ客たちの視線がちらちらと向けられている。
ねえ、この店ってさあ、松田優作が常連だったって、知ってた?」
とマキ。
ええ?
知らない。
そう言えば、けっこう古い感じですものねえ、このお店」
彼の入れたアーリータイムズのボトルがどっかにあるって聞いたんだけど~?
さっきから見てるんだけど、どこにもないんだよね」
とマキは店内中をキョロキョロと見回している。
すると勘違いしたようにサラリーマン風のオヤジが自分を見ていると思ったのか?マキに向かって微笑んだのだがマキは無視した。
訊いてみたらどうですか?
バーテンさんに」
いいよ。
そう言うの訊くのダサイから。
ああ、ボトルって言えば、石原裕次郎のオールドパーのボトルは赤坂東急のバーにあるんだっけか?」
ってそれ、かなりどうでもいいし」
とヒカルさんは小声でつぶやく。

ねえ、ヒカルさん?
やっぱ話、戻して悪いんだけどさあ???、ホンジョウさんとミクさんのこと、本当に気にならないの?」
とマキはやはりどうしてもその話題に固執しているようだ。
そりゃあ、まあ。
もちろん多少は気になりますけど。
わたしは???、そう、好きな人dermes 價錢
には好きにやっててほしいって言うか。
基本恋愛関係って言うのは自由なものだから。
そう思ってて」
とヒカルさんは相変わらずクールで素っ気ない、特にその件に関しては。
自由って言ったって、ヒカルさんが今ホンジョウさんとつき合うってことにしちゃえばね、彼だってもう???ミクさんのことも忘れられるかもしれないじゃない?」
とマキは人ごとだと言うのにやけに剥きになっている。
そういう駆け引きにはわたし、興味がないだけ。
ねえ?  


Posted by jadelung at 2017年06月08日18:34
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