2016年08月05日

里親申請をする


この日から屋敷の中でも両手を動かす事が出来るようになっていたが、指の感覚はなく指を延ばしたまま。
執事やメイドも銀河の変化に驚いていた。食事の介助をする聖子、いらないものに対して拒否する銀河。そう、銀河に何かの感覚が戻りつつあっUnique Beauty 好唔好た時である。聖子が銀河に付き添い、介助を始めて一年と半年が経過した。
聖子は海都に連絡を取り、今後の銀河の人生に何かが出来る事はないかと相談を始める。


海都も銀河の変化に驚いた様子であり、海Unique Beauty 好唔好都自身も何か出来る事を考えるようになる。
海都は銀河の全てを知り尽くしている、銀河にとって芸術から離れる事は出来ないはず。
屋敷内で空いている部屋でアトリエをつくり、毎日アトリエの中へ入ることで、何かまた変化が起きるかもしれないと海都は聖子に伝えた。海都は銀河が過去に使用していた画材を揃え、アトリエの部屋を作り、イーゼルにキャンパスを立て掛け、様子を見るよう聖子と話す。


聖子は散歩に食事介助、そしてアトリエの部屋で銀河をキャンパスの前に居させた。
銀河は何時しかキャンパスに触れようと手を伸ばすようになり、指は動かないが聖子は油絵の具をキャンパス前に置くと指で絵の具を付け、キャンパスに色を付け始めた。
半年後、銀河は指だけで一枚の絵画を創作し、聖子は海都のアトリエへ行き、銀河の油絵を見せた。
「本当に銀河が描いたのか?」
ええ、本当です、時間はかかUnique Beauty 好唔好りましたが」海都の絵画は、相手に合わせビジネスをするが、銀河は自分のイメージを膨らませ自由な色彩感覚の芸術家であった。銀河の第二の人生が、聖子によって動き始めたのかもしれないと思う海都。しかし、銀河は死んでしまっているという問題がある。この問題を解決できなければ、第二の人生を歩いていく事は出来ない。

聖子は海都に「どうすれば良いか」と相談を重ねていく。
この時、聖子は銀河への思いは単なる兄と妹ではなく、異性として恋おしく愛する気持ちを銀河に抱いていたのである。海都は考えに考えた末、聖子にある提案を持ちかけた。ゴエモンだ、ゴエモンしかいない」
ゴエモンはイタリアのトリノで店を持っているが、パリにも人に任せ店を持っていた。そしてゴエモンはイタリア国籍ではなくフランス国籍、銀河は名前を変えゴエモンの養子とすればいいかもしれない。
そうする事によって銀河は芸術活動が出来るはず。

でも、どうしたら名前を変えられるの?」
モンティヴィリエの日本人孤児院に頼み、新しい孤児申請をしてもらい、里親申請をする。
但し、銀河は表の人生を歩く事は出来ない、ずっと静かなアルトーヴィルの屋敷で生きて行くしかない。
「施設とゴエモンに頼んでみるよ、君は銀河の別の名前を考えてくれ」
聖子は名付け親になる事が嫌な気もしたが、愛する銀河の為、今の銀河が描けるもののイメージから名前を考えた。

銀河の別名は「輝矢(こうや)」と名付ける事にした。
銀河の描いた油絵は、太陽のように輝き、矢のように人の心に突き刺さるイメージが聖子の心の中にあり、人の心を引きつける油絵だった。海都は施設とゴエモンに頼み込み承諾を得て、ゴエモンは、銀河が生き返る事に快く賛同してくれた。輝矢は半年に一枚の油絵を描き、聖子が商人として輝矢の絵画だけでなく他の古美術品を取り扱う事になり、三年後、輝矢の絵画は顧客に恵まれ、海都の絵画の価値と同じようになる。


Posted by jadelung at 10:46 │Comments(0)
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